日常のお手入れ
普段のお掃除は畳の目に沿って軽く触れる感じでゆっくりとかけてください。また拭き掃除は乾拭きで畳の目に沿って行ってください。
(ただし、汚れがひどい場合は固く絞った雑巾で)
畳替えの種類:畳替えには「裏返し」「表替え」「新畳入れ替え」の方法があります。
「裏返し」とは新畳を入れてから2~3年目頃、畳が日焼けしたり、痛み始めたら畳表を裏返しにして張り替える作業です。注)畳の状況により、裏返しが出来ない場合があります。
「表替え」とは裏返しをした畳表が傷んできたら畳床をそのまま生かし新しい畳表に取り替える作業です。 ※裏返しや表替えの場合には畳縁も新しくなります。
「新畳入れ替え」とは畳床も含めて全体を新品に取り替えることです。取り替える目安は適度な弾力性が無くなったり、凹凸が激しくなったり、大きな隙間が出来たら、畳替えをしてください。
ダニが発生したときには
自然換気を十分に行い、掃除機での掃除をこまめにしてください。
また除湿器を使用するとダニの寄生を抑えられます。
専用の防虫シートあるいは、加熱乾燥法(ダニは高温に弱いため)なども有効な駆除方法です。お気軽にご相談ください。
カビが生えたときには
消毒用アルコール(エタノール)を噴霧し、乾いたらブラシをかけてください。アルコールには殺菌力があるのでカビを抑える効果があります。また、換気と適度なお掃除を心掛けてください。
畳を汚してしまったときには
ビールやお酒、お茶などの場合:
出来るだけ早めにふき取り、これらの酵素が含まれるものはドライヤーなどで少し熱を当てて頂くと酵素が死滅してシミを防ぐことができます。
灯油や醤油、ペットのおしっこなどの場合:
塩、パウダー、小麦粉などをふりかけ、水分がとれたら掃除機をかけます。
お湯で濡らした雑巾を固く絞って拭き、乾拭きをして、後は十分換気をして乾かします。
畳に焼け焦げを作ってしまったときは:
タバコや線香のような小さい焦げ跡の場合は、オキシドールで漂白し、ロウを垂らし穴を埋め、セロハンテープなどで穴を大きくしない様にします。